カテゴリ:意見陳述関連( 12 )

意見陳述(最終期日) 原告:平島龍磨さん

意見陳述  第2つくしの里 平島龍磨

1,障害者自立支援法訴訟の第1次原告の平島龍磨と申します。よろしくお願いします。
  僕は、原告になってから、九州各地やその他の場所に行ってお話しや訴えをするようになりました。そのときの多くの方達との出会いと、それによって僕が感じたことをいくつかお話しさせて下さい。

2,ひとつ目は、昨年の5月9日に鹿児島県に行ったときのことです。
鹿児島市内の温泉街にある“麦の芽作業所”と言う施設に、原告になろうかと思っている人が2人いると聞いていました。
この裁判に勝つためにも、是非多くの人に原告になってもらいたいと考えていましたので、お2人が不安に思っていること等について僕の経験をお話しして、お2人を励ましたいと思って鹿児島に行きました。

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by ymce | 2010-04-19 10:38 | 意見陳述関連

意見陳述(最終期日) 原告:山下 裕幸さん

意 見 陳 述   山下 裕 幸

自分が原告に立ったのは去年の4月1日です。
5月8日にこの法廷ではじめての意見陳述をしました。
原告に立つ決意をするまで、本当に悩みました。
提訴して自分に何ができるだろ、一人で悩みました。
それでも自分は、家族の応援があったから踏み切ることができました。
仲間の多くは、周りのことを思って、声を上げられないでいます。

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by ymce | 2010-04-19 10:38 | 意見陳述関連

意見陳述(最終期日) 原告補佐人:敷島 篤子さん

意見陳述  原告敷島祐篤(よしずみ)の母 敷島篤子

政府との和解ということで訴訟が終結することになった今、私は、正直言って期待よりも不安のほうが大きいことに気づきます。

なぜならば、今の社会の矛盾の中で弱いものに寄り添った姿勢を政府は見せているだろうか、目先のことばかりに終始しているのではないかと思えてならないからです。

私たちはこれまでずっと「私たちのこと抜きに、私たちのことを決めないで!」と訴えてきました。
国にこの声が届いたことで、政府も、障害者を支えるための今後の新法作りについて、私たちの声を聞きながら進めてゆくと約束してくださいました。
けれども、新法作りが実際にどのように進んでゆくのか、どのような内容の新法が作られるのか、今の段階では何も確証がありません。

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by ymce | 2010-04-19 10:37 | 意見陳述関連

意見陳述(最終期日) 原告代理人:久保井弁護士

意見陳述  原告代理人弁護士  久保井    摂

 私が弁護士としてこの裁判に関わったのは、提訴から半年を過ぎた昨年2月、「つくしの里」での山下さん聞き取りからです。
さかのぼる形で第一次原告の平島さんに出会い、続いて第3次原告の敷島さん親子と出会いました。

 恥ずかしながら、これが私にとって初めてまともに向き合う障害者問題でした。
この1年あまりの間、特に後半は法廃止、そして国との基本合意へと激動する情勢に戸惑う3人と一緒に悩む中で、実にたくさんのことに気づかされてきました。

 この1月には、弁護団の多くが、敷島祐篤君の通う「工房まる」で1日ボランティアを体験しました。
光あふれる作業所の中、ゆったりと自分のペースで創作に取り組む利用者たち、自然体で彼らに寄り添う職員の姿。

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by ymce | 2010-04-19 10:08 | 意見陳述関連

意見陳述 原告訴訟代理人:星野弁護士(第5回期日)

1.国との基本合意の締結
 我われ訴訟団(原告団、支援者団体、弁護団)は、2010(平成22)年1月7日、国との間でこの訴訟の終結に向けての基本合意を締結しました。

 昨年(平成21年)9月29日、訴訟団に対し政府から訴訟解決に向けての協議の申し入れがあって以来基本合意を結ぶまでの3ヶ月余りの間、原告団、支援者団体、弁と団は、あまりに急な展開にとまどいながらも、何度も何度も話し合いを重ね、ひとつの決意をもって国との合意をするに至りました。その決意とは、障害のある人々の声を真に反映した新しい法律を作るための新たな運動の出発点に立つ、というものです。

 国は、我われ訴訟団に対し、「今後の障害者施策を、障害のある当事者が社会の対等な一員として安心して暮らす事のできるものとするために最善を尽くすことを約束」しました。訴訟が継続している中で、国が、目の前にいる障害のある人々自身に向けて、障害者自立支援法の廃止のみならず、新たな総合的な福祉法制の実施を文書で約束したことは、史上稀にみるとても画期的な事でした。

 この画期的な合意は、原告団、そして障害のある人々の権利実現のために数十年にわたり活動を続けてきた多くの支援者の方々の運動の成果といえます。

 もちろん、法律がまだ現実に廃止されていない以上、決して安心はできません。障害のある人々の権利実現のための運動が終わるわけでもありません。しかし、国との基本合意は、原告団、支援者の方々の勝利と表現するに値する、ひとつの区切りといって良いと思います。

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by ymce | 2010-02-15 10:25 | 意見陳述関連

意見陳述 工房まる所長:吉田修一さん(第4回期日)

1.工房まるについて
敷島さんが通う「工房まる」は、障害のある人がその人らしい社会参加のあり方を見つけ、その人らしい暮らしをサポートすることを目的とし、絵画、陶芸、木工、詩作などの創作・アート活動を柱に、「生活」「仕事」「ケア」という3つの視点をもって、それぞれの課題点や目標を定めサポートを行っています。
当初は福岡市の小規模作業所補助金を受ける形での無認可の福祉作業所として開所しました。
平成9年4月のことです。福岡市内のアパートの一室で活動していた本当に小さな施設でした。
平成19年3月に母体をNPO法人化。
平成20年4月より障害者自立支援法による生活介護、自立訓練(生活訓練)に事業を移行しました。

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by ymce | 2009-11-27 18:20 | 意見陳述関連

意見陳述 原告の母親:敷島篤子さん(第4回期日)

1 私の子ども敷島祐篤(よしずみ)は、生まれた翌日に全身のチアノーゼで緊急入院しました。
よしが救急車で運ばれたときには、この子はもう死ぬんだと思いました。
先天性の心臓疾患とわかり、生後3か月間は、一歩もICUを出ることも出来ず母親の私と一緒に眠ることもありませんでした。
生後7か月と1歳6か月の時には心臓の手術を受け、医者からは、20歳まで生きられないかもしれないとも言われました。

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by ymce | 2009-11-27 18:16 | 意見陳述関連

意見陳述 原告訴訟代理人:小山弁護士(第2回期日)

1.障がいを持つ人も、障がいを持たない人と同じ「人間」である以上、当然に人として尊重されなければならず、障がいの有無によって差別することは決して許されません。
障がいを持つ人も、障がいを持たない人と同じように生きる権利があります。
障がいを持たない人と同じように自分の意思に基づいて、働いたり、旅行に出かけたり、友人と飲みに行ったり、結婚したり、あるいは気ままな独身生活を送ったりする権利があります。
これが、憲法の定める、個人の尊厳であり、幸福追求権であり、平等であり、生存権です。

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by ymce | 2009-11-27 18:08 | 意見陳述関連

意見陳述 つくしの里所長:鶴我 房子さん(第2回期日)

1 出会い
私が、山下裕幸さんと出会ったのは、1996年のことです。
お母さんに連れられて、つくしの里を訪ねて来ました。
中学では生徒会長までつとめたのに、高等部の寮生活をスタートさせた直後、性格が一変して、学校に行かないと言っているということでした。
お母さんは、何とかして閉じこもりにならないようにしたいと悩んだ挙げ句、相談にみえたのです。

そのときの彼の表情はとても険しく、頑なに「学校へは行かない!」と言い張っていました。

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by ymce | 2009-11-27 18:01 | 意見陳述関連

意見陳述 原告:山下 裕幸さん(第2回期日)

自分は、1980年9月19日に、直方市で生まれました。
仮死状態だったので、すぐに救急車で聖マリア病院に運ばれました。
1〜2ヶ月後、脳性麻痺と診断され、はたちまでは生きられないと言われたそうです。

そんな自分を、母は遠くまで訓練に連れて行ってくれました。
6歳の時、川崎養護学校に入学し、中3の冬、つくしの里の現場実習に行きました。
それが、つくしの里との、出会いでした。

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by ymce | 2009-11-27 17:33 | 意見陳述関連